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新たな交通施策を審議
交通政策審議会委員 長田まさき

第1回川越市交通政策審議会が、17日開催されました。今年度は主に「新たな交通施策」が審議されます。
 初めに目的や経緯、スケジュールや現状などの説明がありました。
 (1)川越シャトルの路線改廃をしてきたが、シャトルは交通空白地域を運行するには非効率。高齢化により交通空白地域に新たな交通が必要。市民から、交通弱者への移動手段の要望が寄せられている。平成25年、26年にデマンド型交通実証実験が行なわれた。
 (2)審議会で今年度中に新たな交通サービスの内容を検討し答申書を提出し実施計画を作成。平成30年度中に運行を開始する。
 (3)本市の高齢化率は25・6%で、地域によって30%を超えている。2035年以降は高齢化率が30%を超え、公共交通の必要性が高まる。
 (4)他市の交通空白地域への施策は、県内他市と中核市が行っている市内循環バスやデマンド交通、乗合タクシーやタクシー補助等。
 (5)本市の現時点での方向性として「デマンド型交通(車両4台)」対象地域・対象者を「交通空白地域住民+高齢者の移動支援」などが示される。
 (6)ミニシャトル、デマンド型交通、タクシー補助の3案の手法の概要やメリット・デメリットなどが説明されました。

第1回でデマンド決まらず
 長田委員は、10人乗りのワゴン車で路線を回るミニシャトルについて聞くと、事務局(交通政策課長)は「ミニシャトルだと交通空白地域を広くカバーできない。また、最大で10人乗り車両のため1回の乗車で乗り切れなかった場合に臨時便の運行経費が余計に発生してしまう」と答えました。
 また、他市では路線撤退もあり本市での状況を聞くと、西武バス株式会社の原口委員は「路線はほぼ赤字で一部の黒字路線で補完している。市内で路線撤退の方針はないが、今後、新たな交通施策などの影響で廃止の可能性もある。また、路線バスの運転手が不足している」と答えました。
 第1回審議会では新たな交通施策の手法の決定には至りませんでした。
 次回は10月31日、市役所7階で開催予定。みなさんのご意見ご要望をお聞かせください。傍聴も出来ます。

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