川島消防署は分署へ再編の見通し かきた有一議員の質疑

10月2日、川越地区消防組合議会で、令和6年度決算について、かきた有一議員が質疑しました。
同組合は、共通経費の9割を川越市、1割を川島町が負担しています。9月市議会の総務財政常任委員会で、川越地区消防組合負担割合に係る検討状況について報告がありました。消防力や負担金の検討状況が示され、各種経費の負担や署所の大規模修繕、車両の取得時の取り扱いなどを検討するとしています。
5月に就任した藤間副管理者(川島町長)に負担金と消防力の考えを質すと、「川島町を捉えるとやや多くの消防力が配置されている。来年度の消防局・川越北消防署移転を考慮し、現川島消防署を分署に再編し川島町の消防力を維持したい」と答えました。川越市では人口も多い高階地域が分署であることから、署への格上げを含めた議論が期待されます。
厳しい財政状況を理由に、森田市長は5月、消防組合へ経費削減を求める通知を出しています。歳出削減の考えを問うと、森田管理者は「消防予算は約7割を人件費が占め、そのほか消防車両、庁舎改修で大部分を占める。新庁舎建設が進み今後は公債費が増える。消防力を維持しつつ歳出削減に努める」と答えました。

