市営住宅の適切な管理を 川口ともこ議員の一般質問
築60年の月吉町住宅は、雨漏り、基礎コンクリート剥離、空き家において窓ガラス破損・物置等の不法投棄・畑、除草の問題があります。川口議員は、適切とは言えないこれら管理の実態を画像で示し、市の対応を確認しました。市は、空き家でも除草は入居者、大きな植栽は市や兼住宅供給公社で伐採をしている。物置等は、安全上の問題から処分を検討する。作物を植えている方に指導している。窓ガラス破損は速やかに対応し、雨漏りが入居者に影響しないよう対応したい。キッチン・トイレの床、浴室の扉や窓、配管の詰まりの相談箇所は確認し、市や公社の負担となるものは修繕を検討する」と答えました。
廃止計画の住宅どうする?
また、耐用年限45年を超えた市営住宅の修繕は、多額の費用を要することから、入居者の理解を経て、近隣に転居いただくことが必要ではと質問すると、市は「入居者に配慮して計画的に実施するため、一定の段階で意向を確認するなど慎重に進める」と答えました。
修繕予算の確保を
令和6年度の応募状況は、単身世帯16.5倍、それ以外3.6倍と増えています。また、市営住宅の空き家件数は、363戸(全体の33%)で4年前より大きく増え、セーフティーネット住宅が機能していない状況では、用途廃止計画の3団地90戸を廃止するだけでなく、新しく建設することも検討すべきと見解を求めました。市は「今年度は、川越市営住宅長寿命化計画の中間年の見直しにあたり住宅ストック推計の調査を行う。当面の新築等の事業は難しい」と答弁しました。適切な管理のためには修繕費を確保し、必要とする市民に貸し出すべきで、予算の確保と適切な管理について市長の考えを聞くと、「維持管理を適切に行うよう、必要な修繕・工事の実施に努めていく」と答えました。