知の拠点としての図書館 かきた有一議員の一般質問
厳しい財政を言い訳に、財政削減の標的の一つとされているのが図書館です。全国でも図書館業務の民間委託や職員の非正規化なども起きています。図書館の資料購入費を一般質問で聞くと、令和6年度はコロナ前の令和元年度と比べ3割減っています。ここ数年は国の交付金を使った電子書籍購入で増えていましたが、これも減って予算は前年の半分にも満たない状況です。
影響を受けたのが雑誌の購入で、「見たい雑誌が近くの図書館で購読されなくなった」ということが起きています。川合前市長のもとでは新聞の購入が減らされました。川越市には4つの図書館(こちら)がありますが、しんぶん赤旗を含む政党新聞は現在、中央図書館しか購入していません。
街なかに書店が減り、図書館の果たす役割は増しています。特に、滞在できる図書館のニーズが増え、読みたい新聞や雑誌があることが魅力につながります。
森田新市長は裁判官出身で、一般的な人より図書館を利用してきた人です。図書館の予算が十分かと問うと市長は「実情を確認して検討する」と答えました。