イネカメムシ防除農薬は安全か 池浜あけみ議員の一般質問
昨年に引き続きイネカメムシの大量発生が予測され、埼玉県は無人ヘリやドローンを使った100ha以上の広域散布の作業委託費用を上限50万円まで補助するとしています。(申請期間~6月末日)
池浜あけみ議員が市内での実施内容について聞くと産業観光部長は「いるま野農業協同組合が取りまとめており、主に芳野、古谷、南古谷各地区の400軒程度の農業者が参加意向でその面積は400〜500ha、耕地面積全体22〜27%」と答えました。
学校や保育園、病院、有機や無農薬農業をしている耕地が周辺にある場合の定めを聞くと、農林水産省の「安全ガイドライン」により散布に適した天候や時間帯、農薬の種類、飛行高度なども調整するとのことでした。
汎用されるネオニコチノイド系の農薬は水溶性で農作物の内部に深く浸透し殺虫効果が高く動物の脳内神経細胞への影響が懸念され、EUでは規制されています。
農林水産省による認定は受けていますが、15年ごとの再評価を受ける段階で、危険性を示す複数の学術論文を農薬製造会社が認定の判断資料から除外していたことが明らかになるなど、安全性が極めて不透明です。
池浜議員は危険な農薬の内容を確認し、今後の使用を見直すよう県に要求すべきと求めました。