生活保護制度で文化的な生活を 池浜あけみ議員の一般質問
物価上昇に生活保護費が追い付かず、月に数回楽しみにしていた外食がもう半年以上行けていないという一人暮らしの高齢者の方から家計の状況を聞きました。
2年に一度のアパートの更新料が値上がりしたが、市の補助は据え置きのため2400円は自己負担。そのうえ駐輪場まで有料となり、昼食は抜いて、夜にテレビを見ながら、つまみと缶ビールを飲むのだけが楽しみと言います。これで文化的な最低限度の生活と言えるのでしょうか。
池浜あけみ議員は、困窮している市民の状況を示し、生活保護の相談・開始件数の増加を確認、職員一人当たりの担当世帯数を聞くと国の基準80世帯に対し102世帯と過重な負担であることが明らかになりました。
保護費が十分と言えないまでも、困ったときには気軽に制度を利用できるよう、「生活保護のしおり」に憲法に基づく制度である事を記し、窓口配置の工夫、制度の中身の周知、職員の丁寧な対応が肝要です。
職員の研修について聞くと、ベテランが受けるもの、新人全員が受けるもの、幹部職員が受けるものなど複数あることが分かりました。
池浜議員は国立市のてびき「生活保護きほんのき」を紹介し、想像力を働かせて相手と接することが受給者と職員がお互いを大事にして信頼関係を結ぶことにつながると示唆しました。