本山議員は6月市議会で、「都市計画道路の遅れについて」と題し、一般質問しました。
整備率43・3%で県内平均から大きな遅れ
本山議員が本市の都市計画道路の整備状況をただしたところ、都市計画部長は、 現在、38路線、総延長で10万9950mを都市計画決定している。今年3月末で4万7631mが整備済で整備率は43・3%で、県内平均整備率は53・7%で依然進捗率が低いと認識していると答弁。 同議員は、なぜ県内平均から大きく遅れているのか聞いたところ、同部長は本市では古くから既成市街地に計画されていることから整備進捗が図れない大きな要因と答弁。同議員は、外環状線は県道川越日高線の笠幡を起点とし、国道16号を通過し上江橋へ伸びる路線ですが、一部は整備されているが、現状は凍結状況になっている。なぜ進まないのか、同路線の整備目的、整備状況なども聞きました。
西武、東上、JR線の立体交差化がネック
同部長は、外環状線の整備目的は周辺地域間を結び、国道16号のバイパス機能を持ち、中心市街地への通過交通を排除し、交通渋滞の緩和のためである。都市計画決定延長は1万4210mで整備済延長は3110mで、事実上凍結状態になっているのは、関越自動車道、西武新宿線、東上線、JR川越線などと立体交差する必要などから事業化に至っていないと答弁しました。
国の直轄事業として
要請を
本山議員は、都市間を結び、市街地を車が迂回する渋滞解消の幹線道路であり、鉄道など立体交差する事業が必要で、荷が重い事業だと指摘。国の直轄事業にするよう国へ強く要請すべきではないか、市に見解を求めました。
都市計画部長は昭和63年から平成16年までの間、国道16号バイパス的機能を持つ広域幹線道路として県・国に整備を要望してきた。16号の渋滞解消対策が実施され、整備効果を検討する中で長期的なバイパス整備を要望していくと答えました