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川口ともこ

山王塚古墳の公園化を
川口ともこ議員の一般質問 

 3月9日に大勢の参加があった山王塚古墳の発掘調査現地説明会の翌週、川口ともこ議員は「山王塚古墳の公園化について(パート3)」と題する一般質問を行いました。
 同古墳は、昭和59年に古墳の堀を確認する調査や民間の開発に伴い古墳に接する位置の調査など過去5件の発掘調査が行われましたが、被葬者が埋葬されている石室やそれを覆う盛土部分には調査が及んでいませんでした。
 川口議員は、発掘調査に至る経緯や目的について質問。教育総務部長は、地元から頂いた要望と最近の古墳研究の進展を受けこれまで及ばなかった盛土部分の調査をしている。今回は上円下方墳であることを再確認するため実施したと答えました。

調査…国指定にむけた第一歩

 同議員は、現在行われている発掘調査で間違いなく上円下方墳だということが確認され、今後は地権者の協力も得て国指定に向けた手続きが必要だと考えるがこうした調査結果は、国指定の第一歩となるのか聞きました。教育総務部長は、一般的な国指定についての手続きの流れを説明したうえで、「国指定に値するかの評価は国の文化審議会の判断によるところでございますが、今回の発掘調査はこの一連の手続きの最初の第一歩と捉えている」と答弁しました。

有識者の意見聞き県・国と協議する

 地元住民や氏子会の方からは、うっそうと木々が生い茂り暗く危険になっている状況が下草や木が剪定され明るく通りやすくなったと喜ばれています。さらにこの古墳の公園化を要望する声が寄せられていることから、今後の川越市の動向が注目されています。同議員は、地域住民の声を紹介し今後の川越市の計画と市長に対して公園化についての考えをただしました。同部長は、平成25年度については古墳及び古代史の第一線の研究者と市文化財保護審議委員とを構成員とする山王塚古墳発掘調査指導委員会を立ち上げ委員会の指導のもと発掘調査を実施し、同古墳の歴史的文化財的な価値を明らかにしたい。さらに県を通し文化庁へ上げ国指定に向けた協議には入れればと存じますと答えました。川合市長は、「山王塚古墳について全国的に見ても貴重な上円下方墳であり川越市の歴史を明らかにするうえでも大切な古墳であると認識している。今後は地権者や地元関係者のご理解ご協力をお願いしながら有識者の意見を聞き県・国と協議を進めてまいりたい」と答弁をしました。

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