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長田まさき

老朽化した公共施設の今後は?その(1)
長田まさき議員の一般質問 

東後楽会館
 存続を求める声


 公共施設は、高度経済成長期に多く建設され、老朽化し、これから一斉に建て替えや廃止などの検討が必要になります。しかし、少子高齢化で人口減少が今後予想されるために、全ての施設を建て替えるのは難しい状況です。
 長田まさき議員は、「公共施設の今後の整備や建て替えについて」の一般質問の中で「廃止の方針が出された東後楽会館」について取り上げました。  
 建築年数45年以上で耐震基準を満たしていない公共施設について聞くと、東後楽会館のみであることが分かりました。
 福祉部長は、「現在、45年以上経過しているが、大規模な改修はしておらず、全体的に老朽化している。雨漏りや電気設備等に不具合が生じ、応急的な修繕で対応していた。要望は『廃止しないでほしい』『西後楽会館が平成30年度に耐震工事で、どちらも使えなくならないよう、廃止の延期をしてほしい』『西後楽会館までの交通手段を確保してほしい』などの意見がある」と答弁しました。
 長田議員は、東後楽会館へ見学した際の、お年寄りの方々が楽しそうに利用し生きがいとなっている様子や、廃止に反対している方々の声を取り上げ、「西後楽会館の工事が平成30年度で東後楽会館の廃止の時期と重なることについて」市の考えを聞きました。
 同部長は「東後楽会館は平成29年度末で廃止の方向です。平成30年度は2施設とも利用できなくなり、利用者から、東後楽会館を平成30年度まで使用できるようにとの要望がある。そのため対応を現在検討している」と答えました。
 東後楽会館の廃止後の対応について聞くと、同部長が「西後楽会館の耐震化を図り、東部エリアからも送迎バスを運行するなどの対応を現在検討している」と答弁しました。

東後楽会館への要望
    市長の考えは
 
 これから高齢者が増えるのに東後楽会館を廃止するのは矛盾している。市民ニーズの把握と市民の声をどう反映させていくのか質問しました。
 「市民の意見を聞くことは重要。タウンミーティングや市民意見箱、アンケートで市民ニーズの把握に努めてきた。今後も情報提供と市民との対話を重ね、できる限り市民の声を反映できるよう努めたい」と答えました。
 最後に、利用者からの「東後楽会館を存続してほしい」という要望に対して、市長の考えを聞きました。
 「平成29年度中に廃止の方向だが、西後楽会館の耐震工事との兼ね合いで、現在検討している。しかし、東後楽会館を廃止する方向性は変わらない」と答弁しました。

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